保険

じつはデメリットが大きい学資保険。入るときはよくよく考えて。

 

「子供がうまれたら学資保険」

そう思っていませんか?

なぜか日本人は「子供がうまれたら学資保険に入らなくちゃ」「学資保険に入れば子供の教育費は安心」と思い込んでいます。

でも、それって本当に賢い選択でしょうか。

 

 

そもそも学資保険って?

学資保険とは、両親などが契約者となって、毎月決まった額の保険料を払い続ければ、子供が学校に入学するタイミングなどに満期金が受け取れる保険のことです。

その特徴は2つ。

1つが、貯蓄機能がある点です。

毎月払う保険料は、いわば積立金。それを満期に受け取り、子供の学費にあてることができます。満期が子供の学校入学年齢に設定されるため、教育資金として使われるわけですね。

2つ目が、名前のとおり保険機能がある点です。

契約者が万一亡くなったとき、以後の保険料を支払うことなく満期金がもらえます。

なぜみんな学資保険に入るのか

子供が小さいママ同士が集まると、必ず「学資保険」の話題が出てきます。そして私の体験から、ほとんどのママはこう考えています。

「子どもには多額の教育費がかかる」

→ 「子供が小さいうちからコツコツ貯めておかなくちゃ」 

→ 「だったら学資保険でしょ!!」

 

これと同時に、みんなが口をそろえて言うのが、「払った金額より多くもらえるよ!」ということ。

この「子供が小さいうちからコツコツ貯めることができる」「払った金額より多くもらえる」という2点により、学資保険に入っているのです。

学資保険はデメリットも大きい

たしかに学資保険には「コツコツ貯めれる」「払った額より多くもらえる」という特徴があります。

でも、大きなデメリットもある

それは以下の点です。

 

1、満期金をもらう時期が固定されている

学資保険は、満期金をもらう時期を保険契約時に決めなければいけません。子供が小さいうちに、どうなるか分からない十数年後のことを決めなくてはいけないのです。

多くの家庭が、満期を子供が18歳(大学入学)時に設定します。ですが、子供の教育費はいつなんどき必要になるか分かりません。

たとえば、子供が私立中学や私立高校に通うことになったら? 大学入試に落ちて浪人することになったら? 

そういった不測の事態に、柔軟に対応することができないのです。

2、満期前に解約すると元本割れする

1と関係して、お金が必要だからと満期前に解約すると、元本割れで確実に損をします

契約時に十数年先のことを決め、一度決めた満期は動かせず、満期以前に解約すると元本割れ。まったく融通が効かないのです。

3、貯蓄はできる。が、じつはあまり増えない

確かに学資保険に入ると、強制的に毎月保険料を支払うため、確実に貯蓄ができます。そして、満期時にもらえる金額は払った額よりも額面上は多くなるでしょう。

ただ、現在ある学資保険は、よい返戻率でも110%ほどです。

十数年で110%。

100万円払ってプラス10万円、200万円だとプラス20万円。

この数字をどう捉えるでしょうか。

おそらく、普段から資産運用している人であれば、「たった110%か・・・」という印象ではないでしょうか。

貯蓄もできて、払った額から増やすには、もっと効果的な方法があるからです。

 

積立投資のほうがおすすめ

私は子供の教育費を準備する手段として、学資保険よりも投資信託を選びました。

積立投資で毎月決まった額を積み立てれば、確実に貯まりますし、また資金も増えるからです。

「いやいや、投資信託は元本割れのリスクがあるでしょう」。

そう思う方がいるでしょうが、毎月定額を積み立て、投資先を分散させるかインデックスファンドを選択するなどすれば、過去の実績からみると、長期投資になればなるほどマイナスになる可能性を減らせます。

何より、この方法であれば、必要なときに解約してお金を融通できます。そして、必要がなければ引き続き運用し、老後資金などにあてればいい。

 

完全にノーリスクで積み立てたい方は、積立定期預金という選択肢もあります。「増やす」ことは期待できませんが、必要な時にお金を融通できる点で、学資保険よりもメリットがあるのではないでしょうか。

私もまだ勉強中なので、もっとよい教育資金の貯め方があるかもしれません。

 

保険屋さんの中には、子供がうまれたと分かるや、すぐに学資保険をすすめてくるところがあります。

よくよく考えてから、加入するかどうか判断したほうがいいですよ。

 

 

 

個人で資産運用が簡単にできるいまの時代において、お子さんの教育資金の準備する方法はたくさんあります。幅広く考えましょう。