子育て

【経験談】子供の言葉の発達が遅い……。わが家の対処法と、その後どうなったのか

子供の言葉が遅いと、親としては心配……。

わが家は、いちばん上の子の言葉が遅く、3歳児健診からずっと自治体の経過観察を受けてきました。

3歳になっても言葉を話せない

言葉の発達は子供によってかなり差がありますが、2歳前後からだんだん言葉を話し始めるかと思います。

3歳くらいなると、かなり流暢に話す子もいますね。

ですが、わが家のいちばん上の子は、3歳になってもほとんど話すことができませんでした。

返事は、ほとんど首の振りで回答。会話はおろか、単語もほとんど発せず。

笑うときはゲラゲラ笑うし、「あー」とか「ヘヘッ」などの声は出ます。

「少し遅いなぁ」くらいには思っていましたが、こちらの言っていることは理解できている風なので、さほど深刻に考えてはいませんでした。

まだ保育園に行っていなかったので、同年齢の子がどのくらい話すのか、私もあまり知らなかったということもあります。

3歳児健診で引っかかる

多くの自治体がそうでしょうが、私の住んでいる自治体では3歳児健診の際、身体の発達だけではなく、言葉(情緒)の発達状況も調べます。

そこで、うちの子供がおおよそ3歳児の語彙力や理解力に全然達しておらず、引っかったのです。

別室であらためて、臨床心理士さんと詳しく発達調査をしました。言われたことをその通りにできるか、聞かれたことに正確に答えられるか、などを、おもちゃやカードを使ってテストします。

が、やっぱり言葉も出ない。また、言われたことについても正確に理解できていない。

そのため、以後半年ごとに経過観察を受けることになったのです。

子供の言葉が遅い原因は?

子供が言葉が遅いのは、個性や性質かもしれません。原因ははっきりとはわかりません。

ですが、あらためて振り返ってみると、暮らしのなかで私からの声かけ、話しかけが少なかったというのは確かにありました。

それに気づいたのは、後になって保育士をしている友人の育児に接したときです。彼女は事あるごとに、やること為すことを声に出して子供に語りかけていました。

「オムツ替えようか〜」「ご飯おいしいね〜」「ちょっと暑いね」「服着ようか」「眠いね」「どうしたのかな〜」「お母さんここよ〜」など、静かなときがないくらい。自分との違いに驚きましたね。

そこで、そもそも子供の耳に入る言葉が少なかったんだな、と実感しました。

また、すぐ下に子供が生まれたので、余計に上の子に構ってあげる機会が少なくなっていたのもあるかもしれません。

さらに、同年代の子と接する機会があまりなかった。子供が少ない地域に住んでいたので、公園や無料の遊び場に行っても、同年代の子供がほとんどいません。

それも、コミュニケーション下手の1つの要因になってしまった気がしました。あくまで個人的な見解ですが……。

私が救われた臨床心理士さんの言葉

ただ、言葉が遅いことについて、おおむね悲観的には考えていませんでした。感情表現は豊かだったし、とくに生活をする上で困ることはなかったので。

が、経過観察を続けていく中で、やっぱり心配に思った時期もありました。

そんなとき、臨床心理士さんにかけられた言葉に、とても勇気づけられました。

臨床心理士
臨床心理士
言葉が遅い子は、他の子に比べて劣っているとか、できが悪いとか、そういうことではないんです。

いまのところ、この子が言葉を必要としていないというだけなんですよ。

たとえば、1人遊びがとても上手だったり、相手が望むことを事前に察してできてしまう子は、言葉を必要としないんです。

ある意味、賢い子なんですよ

臨床心理士
臨床心理士
言葉が遅い子は、話せないのをほかの力で補っていることが多い。

お子さんの場合は、観察力。目で見て何かをする力がすごくあります。

なので、生活に支障がなければ、焦る必要はありませんよ」

不思議と説得力があって、こちらの不安をかき消してくれる言葉でした。

子供の言葉の成長に効果的だったこと

言葉の成長は子供によってかなり差があるので、「遅くても焦る必要はない」というのはその通りだと思います。

ただ、加えて臨床心理士さんから言われたことがあります。

臨床心理士
臨床心理士
できれば小学校に入る前までに、ある程度は追いついておきたいですね。

先生の話を理解できないと、どんどん置いていかれて、お子さんが大変な思いをするかもしれませんから……

たしかにそう。

なので、やっぱり子供の言葉を伸ばすために、何かしてやりたいと思いました。

そこで、わが家が習慣として実践した(そして効果があった)ものを2つ紹介します。

絵本を繰り返し読む

毎晩、寝る前に絵本を読みました。

読む絵本は、子供が希望するものをチョイス。

うちの子は、同じ本を繰り返し読むことを求めてきたので、同じ本を毎晩のように何回も読んであげました。

すると、最初はその物語を暗記し出しました。次に、だんだん自分で読む(私に読んでくれる)ように。

そして、だんだん絵本に出てくる言葉を、自分で使えるようになってきました。

このとき、とくに役に立った絵本は、五味太郎さんの『かずの絵本』です。

言葉もわかりやすく、文章も短いので、子供が理解しやすい。あわせて、数字や、ものの数え方、ものを数えるときの単位も、読んでいるうちにわかってきます。

クイズを出してあげる

これも寝る前ですが、親がクイズを出して子供に答えてもらうという遊びをずーっとやりました。

クイズは、子供の興味のあること。うちの子はドラえもんが好きなので、ドラえもんのクイズ。

最初は簡単、かつ単語で答えられるように出してあげました。「空を飛べるドラえもんの道具は?」「のび太くんの苗字は?」など。

次第に、ちょっとずつ難しくしていきました。

クイズのテーマが子供の好きなことなので、毎晩「クイズ出してー!」「クイズやろー!」とせがんできます。間違えたり、うまう答えられなくても、楽しい。

最近では、文章で答るような問題を出したりしています。「ドラえもんはどうして青くなったの?」など。

何回も何回も出していると、次第にきちんと答えられるようになってきますね。

(保育園に通う)

家での習慣以外のことになりますが、やっぱり保育園に通い出したことも大きい。

同い年くらいの子供と接すると、いろんな面で成長しますね。

言葉について言えば、大人と会話をするよりも、子供同士で話したほうが分かりやすい部分もあったのは確かです。使う言葉も限定的だし、話すスピードもゆっくりだし。

保育園に通い始めたときは当然、まったく言葉で会話はできず、雰囲気でコミュニケーションをしている感じでした。

でも、徐々に言葉でやり取りができるようになっていきました。

3年後、経過観察を終了

3歳児健診からだいたい半年ごとに、役所で臨床心理士さんによる経過観察を続けてきました。

何回も「うーん、まだちょっとキビシイかなー。また半年後にやりましょうか」と言われてきました。

そして、この間、上記の対策を中心に対応し続けてきました。

まもなく上の子は6歳を迎えます。いまでは、ずいぶん言葉も成長。

そして、経過観察を終えることができました。

最近驚くのは、今になって、言葉が話せなかった3歳くらいの頃の思い出を話すことです。「あの時はこんなことがあった」「お母さんはこうだった」「あの時に行ったあそこに行きたい」とか。

話せなくても記憶にはしっかり残っていたんだ!とびっくりしますね。

子供の成長というのは、いつどこでどんな具合に進んでいくのか本当にわからない。

これからも何かあれば、周りと比べず、子供と向き合って解決していきたいです。

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