無料で誰でも商品を売買できるメルカリ。
若い世代に大人気です。
巷では「なんでも売れる」「売れやすい」と評判ですが……?
メルカリが人気の理由
メルカリとは、「スマホから誰でも簡単に売り買いが楽しめるフリマアプリ」です。
宣伝文句のとおり、手軽に商品を売買できることから大人気ですね。
メルカリが人気の理由は、主に次の3つではないでしょうか。
- 無料でできる
- スマホから簡単に出品できる
- すぐに売れるとの評判(CMや口コミ)
まずは、無料で利用できること。
同じようにインターネットで商品を取引できるヤフーオークションでは、商品を出品するのに有料のヤフープレミアム会員にならなければなりません(フリマ機能は無料ですが)。
またメルカリは、スマホからすぐに出品できるフリマアプリの先駆け。
そして、「売れやすい」「すぐ売れる」という評判。ネット上でも口コミもあり、CMも大々的に流れて「簡単におこずかい稼ぎができる」イメージが広がりました。
メルカリは本当に売れやすいの?
ただ、「すぐ売れる」「売れやすい」との評判は本当なのでしょうか。
最初はヤフオクのみ使っていた私も、評判を聞いてメルカリを使い始めました。
売るものは主に、ベビー・子ども用品と自分の洋服類です。
このジャンルについて言えば、実際に利用してみた正直な感想は「全然売れない」というものでしたね。
なぜ売れないのか。
そもそも、多くの人が欲しいのは「安価でかつ質の良いもの」です。
服でいえば、お祝いでもらって大事にとっていて着ないままサイズアウトしてしてしまったファミリアのベビー服、とか、ほんの数回しか着ていなくてもう着ないであろうバーバリーの洋服、とか……。
多くの人が持っていて処分したいと思っている服は、それこそ西松屋とかユニクロで買った服とか、ノーブランドものではないでしょうか。しかも使い古した中古品。
それを高値で売りたいと思ってる。
完全に需給がミスマッチしているんですね。
まとめると、
- 多くの人が欲しい → キレイな商品(未使用品、ブランド品)を安値で
- 多くの人が売りたい → 使い古したものを高値で
売れない商品のほうが圧倒的に多い
メルカリでは、出品者が商品の価格を自由に設定します。
出品者は使い古したものを高値で売りたいので、結果、多くの人が欲しいと思う価格より高く設定してしまう(みんなが買っても良いと思っている価格は、出品者の想像以上に安い)。
メルカリのファッションページを見ると、売れている商品はたくさんあります。が、売れずに残っていも商品のがその何倍、何十倍もある。
いくつもの屍の上に、売れた商品があるんです。
ベビー用品や女性ファッション類の不用品を売ることに関して言えば、ヤフオクのほうが有利ですね。
メルカリ(他のフリマアプリも)の商品値付けは最低300円からです。これは意外と高い。
ヤフオクは1円スタートが可能なので、見ている人がお得感を感じやすいという点はあるでしょうね。

それでも売れる方法はある
ネット上では「メルカリで必ず売れる方法」と題した記事がいくつもあります。
そこには、写真の撮り方や商品説明文の書き方など、出品のテクニックが書かれてあります。
これらは確かに有効で、私も実践しています。メルカリに限らず、他の売買サイトでも同じことがいえます。
でも、これはあくまでテクニックの問題。これだけでは必ず売れる、とは言えません。
最終的に重要なのは、商品そのものの状態と価格付けです。
売れやすいのは、新品や未使用品、中古であればブランド品。逆にこれらの品であれば、上記のテクニックを使用しなくても自然に売れていきます。
では、中古品、使い古したものは売れないのか。
これらを売りたい場合の最も有効な方法は、グッと安価格を下げることです。
出品者側が「安い」と思う価格から、さらに安くしないといけません。
もちろん、写真や商品説明などのテクニックも駆使した上で、です。
それでも売れないことが多々あります。
なので、出品する際は売れないことも覚悟しておいたほうがいいでしょう。
「儲けたい」気持ちは捨てよう
メルカリにしろヤフオクにしろ、リユースショップで不用品を売るときに気をつけたいのは、けっして「儲けよう」と思ってはいけない、ということです。
https://hiiragilife.com/archives/recycling-4-903
高値で売れることやすぐに買い手がつくことを期待してやっていたら、常にがっかりする結果に終わります。
お譲りする、というくらいの感覚がちょうどいい。やるならば、「1円でも手に入ればラッキー」くらいでのぞみましょう。
そのような気持ちでコツコツと積み重ねていけば、気がつけばかなりの利益になっているかもしれませんよ。