そういったイメージがありませんか?
目次
お金を増やすには
お金を増やすための、もっとも堅実で効果的なことは何か。
それは、やっぱり「節約」です。
なぁんだ、と思われるでしょうが、お金を爆発的に増やす魔法なんてありません。
貯金を増やす方法は2つしかありません。
- 収入を増やす
- 支出を減らす
育休中に①はなかなか難しいですよね。②に取り組むほうが簡単です。
節約や貯金の方法にも、上手・下手、自分に合う・合わないがあります。
節約上手な人、自分に合う節約法を見つけて実践している人は、ストレスを感じることなく少ないお金で家計が回ります。
結果として、どんどんお金がたまっていくんですね。
もっとも効果の出る貯金法は?

お金を確実に貯めたくて、わが家が真っ先に取り組んでいちばん効果的だったのは、「先取り貯金」です。
毎月の収入から、決まった金額を先に貯金に回してしまう。収入から先取り貯金額を引いたお金のなかで、やりくりする方法です。
これがうまくできれば、あとは自然とお金が貯まっていきます。
ちなみに、私の場合はお金を投資信託にまわしたので「先どり投資」です。
- 33,000円/月(40万円/年)→ つみたてNISAへ
- 10,000円/月 → iDeCo(確定拠出年金)へ
これだけで確実に月4万円強は預貯金にまわせたことになります。
加えて、いろいろな節約を試し、より預貯金を増やす努力をしました。
どんなことを実践していったのかを書いていきますね。
もらえるお金は必ず申請する
出産・育児には自治体からのたくさんの助成があります。忘れずに申請して、もらっておきましょう。
公的機関からの助成や手当は、こちらから自発的にアクション(申請)しなければもらえません。
忘れていた、知らなかったからといって、あとからもらうことはできないので注意しましょう。
「助成+医療費控除」で出産費用を抑える
妊娠や出産は病気ではないので、健康保険の対象外。かかる費用は自己負担です。
ですが、妊娠中は自治体から妊婦健診費の助成があります。
出産に際しては、加入している健康保険から出産育児一時金42万円がでます。
ただ、出産・分娩費はそれでもカバーしきれないことも多いでしょう。わが家もそうでした。
その際は、医療費控除を忘れてはいけません。
医療費控除は出産・入院費用も対象となるので、出産する年は家族分を含めて医療費の領収書は必ず取っておきましょう。

育休手当で額面の67%がもらえる
育児休暇中は、育休手当(育児休業給付金)が出ます。
育休手当は、育休開始から6か月間は賃金月額の67%、その後の6か月間が50%です。
賃金月額は、手取り金額ではなく、保険料や税金が引かれる前の額面金額なので、意外ともらえますよ。
児童手当は出産月の翌月から
子供が生まれたあと役所に申請すると、児童手当がもらえます。
申請した月の翌月から支給が開始されます。
ここで、月の下旬に産まれた場合は注意しましょう。
産まれた日から15日以内に申請すれば、月をまたいでも産まれた月の翌月から支給されます。しかし、出生日から15日を過ぎてしまうと、1か月ぶんもらい損ねることになります。

効果の大きい節約を実行

育児休暇中は、たしかに収入が減ります。ですが、家にいる時間も多いぶん、できる節約もたくさん出てきます。
以下の節約は効果が大きいので、ぜひ取り組んでみてください。
保育料を安くする
節約とはちょっと違いますが、すでにきょうだいがいて保育園に通っている場合、育児期間中は保育料が安くなる場合が多いです。
たとえば、それまでフルタイム勤務だったなら、保育時間は1日10時間とか11時間にもなります。延長保育を利用していることも多いでしょう。
育休中は、保育時間を短くすることで(延長保育もしない)保育料を下げることができます。

ガス・電力会社の変更
育休中に限らずですが、お金を貯めるなら固定費の見直しが必須です。
でも、これをやっていない人が意外と多い。
家計における主な固定費といえば、家賃(住宅ローン、駐車場)、水道、電気・ガス、通信費(スマートフォン、インターネット)、新聞、保険です。
生活スタイルを変えずに節約できるのは、電気とガス会社の見直しです。
いまは電力自由化やガス自由化で、供給会社を自分で選べます。
インターネットで簡単に料金シミュレーションができるので、より安い会社がすぐに見つけられますよ。
わが家も、電気は楽天でんき、ガスは関電ガスに変更しました。変更したからといって電気やガスの供給が不安定になるなんてことはありません。

格安スマホに変更
固定費のもっとも効果的な節約は、スマートフォンの見直しです。
家計の節約のためにすべきことナンバーワンです。
なかでも、機種がiPhoneで、通信会社がドコモ、au、ソフトバンクの場合は、大幅に減らせる可能性大ですね。
わが家は、夫婦でソフトバンクからワイモバイルに変更。
機種は、Androidも検討しましたが、いちおうiPhoneのまま。ただ、最新のモデルではありません。
結果、月額料金が1/4になりましたよ。(その後、またソフトバンクに乗り換えてキャッシュバックを獲得)

(保険を見直す)
家計のなかで保険も、通信費同様に払い過ぎている家庭が多いです。
だいたい皆さんが入っているのは、以下の保険ではないでしょうか。
- 生命保険・医療保険
- 学資保険
- 火災保険(地震保険)
- 個人賠償責任保険
- 自動車保険(自転車保険)
なかでも生命保険や医療保険は盲目的に契約している人が多いです。
公的な医療保険制度とバランスをとりながら、ここをしっかり見直せば家計改善につながります。
また、個人賠償責任保険や自動車保険保険は定期的に見直しています。

小さい節約を続ける
育児期間中は、生活の仕方もいろいろと工夫ができます。
食費(とくに外食)を減らす
節約している家庭では、昼ごはんにお弁当を作っている方も多いでしょう。
わが家は働いている時分に私にそんな余裕はなかったので、基本的に昼は外食でした。
また、晩御飯もお惣菜を買ってすませることも、たびたびありました。
育休中は、基本的には毎食、家で作るようになったので当然、食費(外食費)は減っていきました。
そのほか、できる節約は育休のうちにどんどん取り入れていきました。

また、働いているときは何かとコンビニで買い物をしていましたが、それもなくなりましたね。
効率的に買い物をする
働いているときは、とにかく時間がありません。スーパーでの買い物も、空いている時間に必要なものをパパッと買っておく感じです。
ですが育休中は、お得な日にお得なものを買えるようになります。
私の場合、食料品や日用品はイオンか楽天を利用します。
たとえばイオンでは、火曜市やお客様感謝デー(20日、30日)を必ず利用。支払い方法も、電子マネーWAONやイオンカードセレクト、優待カードを駆使し、ポイントを次の買い物にどんどん回していく……。

また、楽天ではお買い物マラソンをフル活用。
さらに近年、お得なQRコード決済がどんどん登場しています。PayPayやLINE Payの20%オフキャンペーンを活用した買い物を実践しています。
いらないものは売る
働いている時分は、家の中のメンテナンスがおろそかになりがちでした。
育休中も忙しいですが、家にいる時間が多いぶん、スキマ時間をみつけて家にある不用品をどんどんヤフオクやメルカリに出して処分しました。

お金も手に入り、家の中もすっきりして、一石二鳥です。
布おむつ活用でオムツ代を抑える
子どもが生まれてお金がかかるのが、ミルク代とオムツ代です。
わが家は幸い、2人目と3人目は完全母乳でいけたので、ミルク代がかからずに済みました。
ただ、おむつ代はどうしてもかかります。
ここで、布おむつを利用すれば、紙おむつよりも安く済ませることができます。

わが家は、子どもが通う保育園が布オムツ使用なので、家に布オムツの準備がありました。それを利用することで、おむつ代も少しは節約できました。
ただし、完全に布おむつだけでやりくりするのはかなり大変です。なので、余裕があるときだけ活用していましたね。
服飾代や美容代をかけない
女性は服、カバン、靴、アクセサリーなど好きな人が多いでしょう。また、化粧品やネイルも、こだわる人はこだわります。
ファッションや美容品は1つ1つのアイテムが高いので、こだわる人ほどお金がかかります。
私はいっさいこだわりがないため、育休中はファッションや美容関係の費用は、ほぼゼロ。かかったのは、たまに行く美容院代くらいです。
この分野の出費の抑制も、節約効果大でしたね。
「ポイ活」をする
「ポイ活」とは、ポイント活動のこと。ポイントを貯めてお得に使う節約法の総称です。
私も少しばかりやっています。
ポイントの中でもよく利用するのは楽天ポイントなので、楽天ポイント関連は積極的に情報を集めて活用するよう努めています。

その他、モッピーなどのポイントサイトや、Tポイントを活用した「ウエル活」も多少。
お小遣い程度ですが、塵も積もれば、です。
税金対策にも取り組む

忘れがちなのが、税金対策です。
配偶者控除を申請する
妻が産休・育休で年収201万円以下となった場合、夫の扶養に入り、配偶者控除・配偶者特別控除が受けることができます。
私の場合、2018年は1年まるまる育休だったので、会社からの給料はゼロ。
資産運用でもさほど利益が出ていないので、(所得税法上)夫の扶養に入ることに。
夫のほうで配偶者控除を受けました。
ふるさと納税をする
ふるさと納税は、2000円の自己負担でさまざまな返礼品がもらえるお得な制度です。
これは、夫にやってもらいました。
私は所得が少ないので、2018年度は利用できなかったので。
資産運用にも着手
いまあるお金をどうにか増やすことを考えて、資産運用にも時間を割きました。
これはまだいまのところ、結果は出ていません。
が、今後の布石として、育休中に本格的に取り組み始められたのは良かった。
節約のストレスを溜めないために
お金を貯めるために節約は必要なのはわかってもらえるかと思います。
でも、節約ばかりだと息が詰まりますよね。
それをどうやって解消するか。
わが家(私)の場合は、基本的には食べ物です。たとえば好きなアイス、果物、お菓子の購入は許す。外食を減らしたぶんに比べれば、これらを買う分はどうってことありません。
また、たまには好きなカフェに行ったり。

自分にお金をかけていない(服や化粧品を買わない)代わりに、少しだけ好きなことはさせてもらおう、と。
大きな節約をする代わりに、小さな出費は許容する、というスタイルで息抜きをしました。
わが家の資産の推移
わが家は、私の育休手当が多いときで家計の収入が約40万円、育休手当がなくなったあとで約25万円。これでやりくりしていました。
そして、上記のような節約を実行。先取り貯金分をのぞいて、家計の収支は毎月プラスを維持。
「先取り投資+家計の余剰資金」というかたちで、お金が貯まっていきました。
その結果、育休中の資産の推移は以下のとおり(マネーフォワードより)。

順調に増やすことができました。
復職したあとは、ダブルインカムで収入が増えます。ここで出費をいかに抑えられるかが、これからの課題です。