子育て

【経験談】子供の高熱が3日続けば迷わず病院へ!わが子が1歳で川崎病になった話

わが家の長子は、今年で5歳になります。

約4年前の1歳半のときに、川崎病という病気になりました。

この病気については知らない人がほとんどだと思いますが、意外と多くの子供が患う、やっかいな病気です。

今回、お子さんをお持ちの家庭で参考になる人もいるかもしれないと思い、当時の記憶を振り返ってみます。

川崎病とは?

川崎病とは、乳幼児(4歳以下が多い)に起こる病気です。川崎富作先生というお医者さんが発見した病気なので、川崎病と呼ばれています。

この病気は、全身の血管に炎症を起きて、さまざまな症状を引き起こします。

病気の原因は、いまだ分かっていません。

この病気が怖いのは、治療が遅れると後遺症がのこってしまうという点です。

その後遺症とは、心臓の血管に動脈瘤ができること。これが将来、狭心症や心筋梗塞を起こすもととなります。そのため、子供のうちから運動制限が課されることもあるのです。

こうならないために、早めの治療が必要とされています。

川崎病の主な症状は?

早めの治療が必要な川崎病ですが、そう簡単に判別できるとは限りません。

というのも、初期の症状は発熱だけで、風邪と見分けがつかないからです。

日が経つと、だんだんと他の症状があらわれてきます。

そして、下の6つの症状のうち4つが当てはまると、川崎病と疑われます。

  • 40度近い高熱が5日以上つづく
  • 両目が充血する
  • 唇や舌が赤く腫れる
  • 発疹が出る
  • リンパ腺が腫れる
  • 手足の先が赤く腫れる

また、BCGの跡が腫れるという特徴もあります。

放っておいても2週間ほどで熱は下がるようですが、何もせずにいると、先ほど書いた後遺症が残る可能性が高くなります。

そのため、できるだけ早く対処・治療する必要があるのですが、上の症状がはっきり現れない場合もあるので、見逃してしまいがちなのです。

わが子が川崎病とわかるまで

うちの子の場合を振り返ってみます。

1歳半くらいのときで、まだ喋ることができない時分でした。

発熱1日目

朝から発熱。熱は38度前後。

熱以外に何の症状もなく、子供はわりと元気で、食欲もありました。そのため、1日家で様子を見ていました。

このときは、よくあるただの熱だと思っていました。

発熱2日目

朝から38.5度を超えていました。そのため、小児科を受診。

熱以外に症状がなかったので、風邪薬と解熱剤が処方され、家で様子見だと言われました。

帰宅して解熱剤を入れると、子供は少し元気が戻ったように見えました。

食欲はあまりないようで、通常のご飯はあまり食べませんでした。りんごを剥いてあげると、それは食べていました。

いつもと違うなと思ったのは、しばらくすると自分から布団のところに行って、横になったことでした。

いままで熱が出ても風邪を引いても、自分から(私のそばを離れて)布団に寝に行くということはしたことがありませんでした。

ですが、このときはただ、「熱が高いから、かなりしんどいんだな」と思ったのみで、さほど重くは考えていませんでした。

発熱3日目

朝から39度の熱が出ていました。

この日は終始、横になっていました。熱が高いこともあり、顔(頰)も赤め。

食欲はめっきりなくなりました。リンゴも、口をつけません。

何も食べないのはまずいと思い、子供が大好きなアイスクリームを見せたら、これは食べました。でも他のものはいっさい食べませんでした。

熱も高いし水分だけはしっかりとらせなければと、ポカリスエットをこまめにあげていました。普段あまり飲まない甘い飲みものだったこともあり、子供はすすんで飲んでいました。

相変わらず熱以外に主な症状もなく、一日中、家で寝ているかたちでした。

解熱剤を入れたら、そのあと少しだけ熱が引いて、起き上がりました。でも、薬の効力がきれたであろう頃になると、またすぐ寝転びました。

さすがに心配になって、熱が続く病気について、スマホでいろいろと調べました。そこで、川崎病も検索にひっかかり、初めて病名を知りました。

ただ、そのときは熱以外に当てはまる症状もなかったし、なにより「まさかこんな大きな病気にかかることはないだろう」と

そして、もうひたすら熱が下がることを祈っていました。

発熱4日目

高熱が続いていました。

この日もずっと横になったまま。目は覚めていても、起き上がってきません。

文字通り「ぐったり」という状態でした。

前日も前々日もろくに食べていないので、お腹は空いているはず。でも、ご飯にはまったく手をつけません。

せめて水分をとらせようと、お茶やポカリスエットを飲ませようとしました。でも、飲み物を飲むことさえも嫌がるようになりました。

後から考えると、リンパ節が腫れていて、飲んだり食べたらいいりするのが痛かったのだと思います。でも、私が見た感じに変わりはなく、またリンパ節が痛いなんて発想もありませんでした。

かなり衰弱してきていたので、このときは病名がどうというより、このままどうにかなったらどうしよう、なんとか熱が下がってほしい、という気持ちでいっぱいでした。

昼すぎにいったん起きてきて、パンを少し食べました。これも後から考えると、あまりにもお腹が空きすぎて、身体が辛いなかでも無理に食べていたのだと思います。

が、このときは、「食べた!食欲が出てきたんだ!よかった!」と、ちょっと安心しました。

しかし、この日の夜でした。前日は寝たきりでお風呂にはいっていなかったので、シャワーだけ浴びさせようとお風呂にいれました。

そこで、背中や肩のあたりに赤い発疹が出ているのに気づきました。ブツブツというより、まだら模様に赤くなっています。

これは尋常ではない、なにかの病気だ、と思いました。

翌日朝一番に小児科に連れていくことにして、寝させました。私はほとんど眠れませんでした。

発熱5日目

朝イチで小児科に駆け込みました。

症状と身体を診てもらうと、すぐに血液検査をすることになりました。

その結果、医師の先生から「これはおそらく川崎病という病気です」と告げられました。そのときの先生の深刻な顔はいまでも覚えています。

「これはけっして安心できる病気ではありません。すぐに入院して治療を始めなければいけません」

川崎病に対応している病院へ紹介状を書いてもらい、すぐに病院へ向かいました。

この日も高熱が続いていて身体もダルそうで、歩くこともままならなくなっていました。

さらに数日間ろくに食べていないので、ずいぶん痩せていました。足はもう骨と皮だけという感じ。

2、3日食べないだけでこんなに痩せ細るものなのかと、心が締め付けられる思いでした。

入院、その後

病院に連れていったのち、あらためて再検査になりました。

うちの子は言葉も話せないし、こちらの言葉も分からないので、大人しくするはずもありません。泣き暴れるわが子を、身体を帯のようなものでぐるぐる巻きにされて身動きがとれないようにして、採血したり点滴の血管をとったり。あっという間に必要な処置をされて、検査もすすみ、「さすがだなぁ」とある意味、感心しました。

このときは、思わぬ大病で不安と心配は大きかったですが、病名も判明して病院にも来たということで、少し気持ちも落ち着いて冷静になっていましたね。

検査の結果、やはり川崎病との診断。入院して即、治療を開始することに。

点滴から薬を入れる点滴治療の始まりです。

1歳半という年齢のため、入院に際して24時間保護者の付き添いが必要でした。そのため私は病院で寝泊まりすることに。

蛇足ですが、まだ子供に夜泣きがあったので、ただでさえ環境が違って私もなかなか眠れないのに加えて、相部屋だったので周りにもかなり気を遣いました。また、小さい子に点滴をつけると、すぐに管が絡みます。たびたびナースコールをして直してもらいました。

病気のほうは、治療を開始してすぐ効果があらわれました。目でわかるほどに、みるみる回復していきました。

「あぁ、医療の力はすごい。ありがたい」と心底思いました。

幸い、発見も治療開始も早かったので、入院は川崎病治療としてはほぼ最短の5日間ですみました。

川崎病を見た目で判断するのは難しい

先に書いたように、上であげた6つの症状のうち4つがでれば川崎病と判断されます。

そして、後遺症を出さないためには、早期発見、早期治療が重要です。(7日以内とか10日以内とか言われます)

ただ早期発見といっても、うちの子供の場合、私の目でわかったのは、発熱と発疹のみでした。そのため、小児科で血液検査をする最後の最後まで、川崎病とははっきり分かりませんでした。

目の充血は、言われれば赤いかな、くらい。風邪や熱のときは普通になる程度です。

手足の先も、言われれば赤いかな、くらい。熱で赤いと言われれば納得してしまうレベルでした。

唇や舌は、赤くなりませんでした。よくいちご舌になると言われますが、全然みられませんでした。

リンパ節についてゃ、医師の先生に耳の後ろや首を触られたとき、たしかに痛がっていました。が、私にはそんな確認をする習慣はないので、わからなかったとしか言いようがありません。

こういったことから、家で親が「川崎病だ!」と判断するのは、なかなか難しいなと思います。

小児科の先生がそれを疑って、血液検査をしてくれるしかないな、と。

高熱が続けばお医者さんに必ず相談!

川崎病は、退院後も定期的な検査が必要になります。

退院後1ヶ月間は薬を服用。そして、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後、1年後と検査を受けます。その後も年1回の検査を5年後まで続けます。

先日、4年目の検査を終えました。幸い、何も異常はありませんでした。

こういったことから、私は会社に何度もお休みをもらっていました。そのなかで会社の人事や同部署の人たちに詳しく話すと、「実はうちの子もなったのよ」という人がちらほらいました。

そして、そのうちの1人は「うちは治療が遅れてね……」と。

わが家も4日目で身体の発疹を見つけたので早めに対処できました。が、発熱のみだったなら、もっと家で様子見を続けて、発見が遅れていたと思います。

たかが熱、されど熱。

けっして甘くみてはいけません。

お子さんの高熱が3日以上続くなら、必ずお医者さんに行きましょう。