いよいよ育休が終わり、職場復帰します。
職場復帰に際して迷ったのが、フルタイムで働くか、短時間勤務(時短)で働くか。
夫にはフルタイムをすすめられましたが、最終的に時短で働くことに決めました。
目次
短時間勤務のデメリットは大きい
いま多くの会社に短時間勤務制度が導入されています。
私が務めている会社では、子供が3歳になるまで短時間勤務で働くことができます。
でも、短時間勤務は意外とデメリットが大きいんですよね……。
給料が大幅に減る
いちばん大きいデメリットは、やっぱりお給料面。
前の育休復帰のときも直後は時短をとっていました。そのときの経験から言えば、毎月の給料が手取りで約3〜4割減りました。
中心的な仕事から外れる
私の働いている会社は、基本的に仕事の持ち帰りは禁止、在宅ワークも認められていません。
そういう環境で、短時間勤務、さらに(子供の病気などで)早退や休みが多いとなると、メインの仕事や、仕事の中心的な立場からは外れざるをえません。
良く言えばサポート的な仕事にまわる、悪く言えば雑務が多くなるわけですね。
それでも短時間勤務を選んだ理由
悩みに悩みましたが、短時間勤務を選択しました。
その理由は主に3つ。
残業、宿泊出張がない
短時間勤務のメリットの1つは、必ず指定の時間に仕事を切り上げられるということです。
わが家は夫が夜遅くまでかかることが多い仕事です。そのため、夕方以降の子供たちの世話は、ほぼ私がせざるを得ません。
われわれ2人の両親は住まいが離れているため、両親には頼れない。
もちろん、ファミサポやベビーシッター会社にも登録しています。ですが、登録してわかったのは、どれもかなり前もって予約が必要(急な要請に対応してもらうのが難しい)ということ。
急な残業や出張が入る可能性のある私の仕事には、非常に使いにくい。
ということで、私はなかなか残業できる環境にありません。
また仕事上、ときには宿泊を伴う出張もありうるのですが、それもいまの私には難しい。
時短であれば、これらは無いことが前提なので、その点は安心して働けます。
延長保育をしなくてすむ
フルタイム勤務にすると、保育園は延長保育を利用して、閉園ギリギリまで預かってもらうことになります。
今回の産休育休をとる前はフルタイム勤務だったので、利用していました。
が、延長保育を利用して困ることが2つ。
1つは、保育園から帰ってきてからの時間がとにかくないこと。
ご飯を食べてお風呂に入って、片付けや準備や、いろいろしていたらあっという間に就寝時間。そして、本当は21時に寝かせたいのに、どうしても22時やそれ以降のときもありました。
その結果、翌日に子供がなかなか起きなかったり、寝不足で機嫌が悪かったり。
2つ目が、延長保育ではおやつが出ること。
ここでおやつを食べてしまうがために、帰宅後に晩ごはんをあまり食べないということに。
無理矢理食べさせてもイヤがるし、食べずにいると寝る前に「お腹すいた」とか言い出すし。
生活スタイルが悪循環に陥っていきました。
自分の心身コントロールのため
夫婦ともにフルタイムは、やっぱり忙しすぎる。
私は体力的にはタフなほうで、カラダがしんどかったりしても、わりと乗り切れていました。
しかし、メンタル面がキツイ。
あまりのストレスに、毎日イライラしていました。余裕がなさすぎて子供にも当たってしまっていましたね。
そうして自己嫌悪に。
こういう理由で、時短のデメリットを受け入れてでも時短勤務にすることにしたのです。
短時間勤務をすると覚悟も必要
短時間勤務のデメリットにも通じますが、時短を選択することで覚悟しておかなければならないこともあります。
昇進はあきらめる
いちおう会社の決まり上は、短時間勤務者も昇進の対象ではあります。
ですが、実際のところは難しいですね。
どうしても休みがちになる、メインの仕事ができなくなる、結果を出すのが難しくなる等があるので、仕方ないところではあります。
(また私の会社では、短い勤務時間で昇進に必要なハードルをクリアするのは現実的に不可能、という特殊事情もあります)
周りを頼らざるをえない
時短勤務者は残業や宿泊出張がないため、その事態が発生すれば、フルタイム勤務の同僚にお願いすることになります。
また、私がサポート的な役回りになることから、そのぶんほかのフルタイム勤務者にメインの仕事がまわり、負担をかけることにもなります。
こちらは、おそらくたびたび早退や休むことに。その際も、周りに頼ることになります。
このため、自分に負い目を感じやすいし、周りにも申し訳ないという気持ちをつねに抱きながら仕事に取り組むことになります。
この気持ちを一刻も早く解消したくて、前はすぐに時短を解消してフルタイムに戻したわけです。
が、失敗しました。心身コントロールができなかった。
会社でやってる仕事は好きだし、いい同僚に恵まれているとも感じます。これまで子供3人分の産休・育休も取らせてもらって、感謝もしています。
なので、時短でデメリットもありますが、しっかり働いていきたいですね。